50度前後の温度では危険!
以前は、粉ミルクは50度前後のお湯で溶かして使うのがよいとされてきました。しかし、最近になって50℃前後の温度では細菌体を死滅させられず、赤ちゃんの健康上のリスクが増加することが明らかになったことから粉ミルクを溶かすお湯の温度の基準が変わりました。
これを受けて、2007年に世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)により「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取り扱いに関するガイドライン」が作成、発表されました。
中途半端な温度の煮沸では、生き残る菌がある!
2007年のガイドラインの作成の契機となったのは、以前、中国の粉ミルクからエンテロバクター・サカザキ菌が検出されたという報道や、エンテロバクター・サカザキ菌で汚染された粉ミルクで乳幼児が感染し、フランスでは新生児2人が死亡した事件が契機になっています。
厚生労働省によると、日本ではまだこの菌に汚染された粉ミルクによる患者は報告されていませんが、エンテロバクター・サカザキ菌は、乳幼児に髄膜炎や敗血症など重い感染症をひき起こす恐れがある細菌で、致死率は20~50%以上だと言われています。
70度以上の温度なら安全!
粉ミルクの中で生存しうる細菌は、ほとんどが70℃以上の温度で死滅すると言われています。赤ちゃん用のミルクを作る際は、必ず70度以上のお湯で粉ミルクを作るようにしましょう。






